私たちクレサラ対協は、1978年11月に全国サラ金問題対策協議会として発足し、多重債務問題の解決にとりくみ続け、2006年の貸金業法改正によって、多くの多重債務者を生み出し苦しめ続けた高金利を是正する一定の成果を勝ち取りました。
しかし、その後の日本社会では、貧困と格差の拡大、社会階層の固定化が進み、社会的な課題は、より一層深刻化しています。貧困が自己責任と位置付けられ、本来連帯すべき人々が分断され、対立をあおられています。
私たちは、すべての市民が、人間らしく生き生きとした暮らしを営める社会をめざして、被害者の会などの当事者団体、消費者団体などの市民団体、法律専門職、研究者らと広く連携をはかり、また、韓国・台湾をはじめとする海外の人々と連帯し、以下のとりくみをすすめていきます。
1 多重債務等の金融被害を救済し、被害発生の予防のために活動する。
2 消費者行政・消費者教育の充実を図り、消費者被害の発生の防止に取り組む。
3 生活困窮者の生活再建を支援し、貧困や孤立のない社会をつくる。
4 非正規労働者、フリーランス等の権利を守るため、労働契約規制を拡充して差別を解消し、働く人々が広く連帯できる社会をつくる。
5 生活保護をはじめとする社会保障制度を拡充し、外国人をふくむすべての市民が健康で文化的な生活を営める社会をつくる。
6 高等教育の無償化、給付型奨学金制度の拡充などを通じて市民の教育を受ける権利を保障する。
7 納税者の権利を守り、貧困と格差をなくす公正な税制を確立する。
8 社会的弱者をターゲットにした違法・不公正な事業活動を告発する。
私たちは、こうした目標を実現するため、既にいくつもの関連団体を設立してとりくんでいますが、今後とも社会的弱者に犠牲を強いる社会の諸課題を見逃さず、常に新たな問題を発見し、これに対応していきます。